設計のポイント

設計のポイント

  • 高齢者、障害者等と他の利用者が同じ通路を利用できるように計画する。やむを得ず高齢者、障害者等用の通路を別に設ける場合は、他の利用者と著しく異なる経路としない。

  • 高齢者、障害者等の安全の確保を図るため、原則として歩行者と車の動線を分離する。

  • 主要な経路上の敷地内の通路(道等(地形の特殊性により困難な場合は、車寄せ)及び、車椅子使用者用駐車施設から建築物の出入口までの敷地内の通路)は、車椅子使用者が円滑に利用できる有効幅員を確保し、原則として段を設けない。

  • 同一敷地内にある、利用居室を有する建築物の出入口間の敷地内の通路も、高齢者、障害者等が円滑に利用できるよう計画する。

  • 主要な経路上の通路に傾斜路を設ける場合には、最短経路を確保する。

  • 傾斜路を設ける場合には、車椅子使用者が安全に昇降することができる幅員や形状とする。

  • 傾斜路を設ける場合には、車椅子使用者や視覚障害者等の落下防止等に配慮した形状とする。

  • 道等から建築物の出入口や案内所、案内設備に至る経路まで、視覚障害者を誘導する。

  • 段や傾斜路の上端に近接する部分では、視覚障害者の注意を喚起する措置を行う。

  • 高齢者、障害者等が、段や傾斜路の存在を容易に識別できるようにする。

  • 通路及び傾斜路の路面の仕上げは、濡れても滑りにくいものとする。