設計のポイント
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屋内の動線計画(利用居室と通路等の配置)は、利用者にとって、わかりやすいものとする。
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屋内の通路には、車椅子使用者が円滑に利用できる有効幅員を確保し、原則として段を設けない。
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やむを得ず段を設ける場合には傾斜路を設け、車椅子使用者が安全に昇降できる幅員や形状とする。
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傾斜路を設ける場合には、車椅子使用者や視覚障害者等の壁のない側への落下防止等に配慮した形状とする。
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壁には、視覚障害者が白杖で把握できないような突出物を設けない。
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傾斜路の上端に近接する部分では、視覚障害者に注意を喚起する視覚障害者誘導用ブロックを敷設する。
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高齢者、障害者等が、傾斜路の存在を容易に識別できるようにする。
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施設用途や利用者特性により、手すり等により高齢者、障害者等を利用居室等まで誘導する。
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床の仕上げは、滑りにくいものとする。