改善・改修のポイント

2.12.5 改善・改修のポイント

店舗内部の改善・改修にあたっては、2.12.1~2.12.4に基づき、改善・改修することが望ましいが、特に以下の点に配慮する。

(1)通路の有効幅員、空間の確保等

  • 店舗の用途と通路の性格に応じ、通路の有効幅員を確保する。

留意点:通路の有効幅員の確保

  • 少しでも有効幅員を広げるためには、通路に突出している設備・備品を整理する等、使用状況等も含めて、改善することが望ましい。

  • 主要な経路上には、原則として段差を設けない。

  • やむを得ず段差が生じる場合には、傾斜路又は段差解消機を設置する。

  • 傾斜路又は段差解消機を設置できない場合には、車椅子可搬型スロープ等を準備し、従業員による支援との組み合わせにより対応する。

設計例

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(2)仕上げ等

  • 床の凹凸を解消し、平滑な仕上げとする。

(3)便所、洗面所

  • 共通:店舗内に車椅子使用者用便房、又は車椅子使用者用簡易型便房(以下、「車椅子使用者用便房等」という。)を設置する場合には、店舗の出入口から当該車椅子使用者用便房等に至る経路
  • 物販店舗:すべての経路
  • サービス店舗:店舗の出入口から車椅子使用者が利用できる記載台、サービスカウンター等まで至る経路
  • 飲食店舗:店舗の出入口から、席に至る経路、及び席から、店舗内の車椅子使用者用便房等に至る経路