2.8.2 改善・改修のポイント
利用居室の出入口の改善・改修にあたっては、建築物移動等円滑化基準に適合させることの他、2.8.1 利用居室の出入口の設計標準 に基づき改善・改修することが望ましいが、特に以下の点に配慮して設計する。
(1)出入口の有効幅員、空間の確保等
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出入口の有効幅員は、80cm以上とする。
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高齢者や視覚障害者のつまずきの原因や、車椅子使用者の通行の支障となる戸の前後の高低差を解消する(傾斜路でも可)。
(2)戸の形式
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開き戸とする場合は、通行者との衝突防止、開閉動作等のための十分なスペースを確保する。
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引き戸とすることが望ましい。
改善例
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