2.5.2 改善・改修のポイント
階段の改善・改修にあたっては、建築物移動等円滑化基準に適合させることの他、2.5.1 階段の設計標準に基づき改善・改修を行うことが望ましいが、特に以下の点に配慮して設計する。
(1)部品・設備等
- 高齢者、視覚障害者等にとって、階段昇降は踏み外しの危険を伴い、また体力も必要であることから、主要な階段には、手すりを設ける。
(2)仕上げ等
- 階段は、踏面の端部(段鼻)とその周囲の部分(踏面等)との色の明度、色相又は彩度の差が大きいことにより、段を容易に識別できるものとする。